シミュレーションラブ

幸せがない人生なんて無意味。まぁ、自分のことだけれども。

時間には勝てない。

 ―それは、過去は埋められないから。

 「もう既に、この世の中にたくさんの不安を抱えているんだよ。」

 駅から歩いて1分のお気に入りの洒落たバーで、ある男は言った。

 人って絶対公平じゃないから、他の人と比べてもっと早くにこうしていればよかった・・・とか、時間には勝てないつまらないことに、うじうじと凄く悩むことがある。でもそういったものを無視して、考えないようにしても毎日毎日気になってしまう人間の心理がイライラする。どうすればいいのかとぼやき、どうしようもないと自問する日々は、どうしたって体に悪い。

 好きな氷入りのお酒をちびちびと飲む。完全に紫色とオレンジ色がまざっていないのは自分で混ぜろということ。その混ぜる行為でさえもめんどくさい。

 「じゃあどうすんの?これから先もずっとそんな感じ?」

 そう、それしかない。

 「それはどうしようもないから?」

 うん。だって、頭がいい人だから微妙な発現にならないようにすごく気を使っているのが分かる。発言がうまい具合に回避している。「みんなと」「○○と」「人が違うから」・・・。

 「それって残酷だよね」

 「うん・・・でもどうすればいいのかわからない」

 まぁいいんじゃないの?と心意気を汲んでくれる人の存在はありがたく、こういった人は良い奥さんになるんだろうなぁと思いながら、まぁ、あんたもがんばれ、付き合ってくれてありがとうと数分飲んだだけで、そのバーを後にした。

Posted by iamweak - 2012年03月05日 16:29 | トラックバック (0)

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