シミュレーションラブ

ニートはニートの悩みがあることを知らない一般人は、幸せだね。

「Pure Soul~想い出の雫~」13話

 言い忘れていたかわからないが、プロローグ5話(1~5)と、第1章5話(11~15)で、実はこの作品は終了なのである。なんちゅう、不完全燃焼っ!!
 続きを書けと言われても正直「無理」。なぜならば、当時何をしたくて、何を想い、何を目標に執筆していたかわからないからだ。ついでに言えば、この投稿する「Pure Soul~想い出の雫~」文章そのものを当方は読んでない。なぜかと言われれば、文章が気持ち悪いからだ。まぁ入院前だしね。

 ブログの場繋ぎって最初に言った通りなので、もう既に飽きてる人もいるかもしれませんが、この記事を除いてあと2話で終わりですので、最後までお付き合い下さい。

Welcome! 俺の料理へ
 綾香は澄んだ瞳でこちらを見つめた。
「ねぇ!せっかく早めに帰宅したことだし、どこかに遊びに行かない?」
 俺たちは2人で帰り、無事俺の家に帰宅した。 綾香は俺の家を自分の住まいの一部として認識しているらしい。 これが数日に1,2回ならいいのだが、俺の部屋から手軽に綾香自身の部屋へ行ける為と軽く考えていたせいか 毎日俺の家に来ているので慣れてしまった。慣れというのは時に恐ろしい存在となる。 だから気軽にどこかへ遊びに行くとそれが癖になり毎日毎日同じことを繰り返すようになってしまう。 例えば、ゲームセンターへ毎日通っていたらやめられなくなるのと同じで、 今日も早めに帰ったとはいえ、普段は部活をしている時間帯だ。 今から綾香とカラオケや映画なんか見に行ったら、明らかに癖になる。
「却下。いつもは部活している時間帯なんだぞ?そんな時に遊んでいてどうするんだよ!」
 綾香は頬を赤く染まらせ、下を向いた。
「だって、久しぶりに遊べると思ったんだもん・・・。」
 綾香自身はかわい子ぶっている訳ではないだろうが、いつもよりかわいく見える。
「何も顔を赤くすることはないだろ?」
「だってだって、いつも健君は部活ばっかりで疲れているだろうと思うから息抜きをしてほしかったんだよ?」
「俺の健康管理しなくていいから、そんなこというなら何か食事作ってよ。」
「だってだってだって、いつも作ってあげてるじゃん」
「今日、忘れたじゃん」
「・・・・・。」
 いつものように朝、窓から侵入してくる綾香は俺を起こしてから朝ごはんを作る。 だが、最近では俺の布団に入ったまま寝てしまうのだ。 まぁ、朝食抜くぐらい高校生は当たり前なんだろうけど、部活人間の俺にはちょっと厳しい。
「ごめんね。起こしてくれたらすぐに作ってあげたのに。」
「いや、君の寝顔を見てるだけで和んだよ。それでおなかいっぱい。」
「健君、何想像してんの?」
 とにかく、今日は何処にも行かない方針にした。 真面目な話、動いてさらに怪我が悪化しても困るし、何しろ疲れているから寝たいという俺の希望を 綾香が受け入れてくれたらしい。「仕方ないわね」と親でもないのにそんなこと言っているけど、 俺の気持ちを第一に考えてくれる綾香は好印象だった。 たとえ幼馴染にしても、好印象には変わりなかった。
「しょうがない、俺の部屋でスゴロクするか?」
 我ながら良くわからない案だ。
「2人でやるの?なんかつまんなそうだよ。しかも私、人生ゲームだって私やったことないよ?」
「友達はみんな部活とか委員会で学校だし、良いと思うけど・・・。」
 別にスゴロクを思ったのはなんとなく、去年の夏にも男友達とスゴロクをしたことをいきなり思い出したのだ。 これが結構盛り上がったことを覚えている。
 ふと、綾香がこちらをジーっと見つめた。妙にどきまぎして声がうわずった。
「なっ・・・なんだよ!」
 そういいながら、彼女はずっと見つめ返してくる。俺は、黙って目を逸らした。 彼女は高校生独特のセーラー服を来ていたが、カラダを見つめるとさらにドキドキしてしまい暴走しそうだ。 目だけではなく、体ごと彼女の目の届かない場所へ移動させた。 っていうより、台所に移動しただけだが。
「ぁっ、照れてるww」
 何を勘違いしたのか、彼女は微笑んだ。
「ばーか。お前が気持ち悪いことをしてるから相手にしてないだけだろうが!」
「ぁん、ひどい。乙女に向かって何てこというの!」
「乙女だろうがなんだろうがお前はどっかに行けよ。ひさしぶりに綾香に手料理を作ってやる。」
「えっ、人生ゲームの方が良いのに・・・」
 ようするに、俺の料理は「まずい」って言いたいのか?
「まあ楽しみにしてろって。」
 いつも料理をしているのは綾香な訳で、自分の両親は誰も台所へ立たない。 それだからか、台所へ立つと思いっきり綺麗になっていて、新品同様の磨きがかかっていた。 調味料等もしっかり並べられていて、文句なしだ。 ここら辺で、彼女のマメさが伺える。
「やっぱ、女ほしいなぁ・・・。こうやって料理を毎日してくれるんだろうなぁ」
 女=料理ができるとは限らないのだが、とにかく俺は料理を始めた。 自慢じゃないが、小学校、中学校、高校と続いてあまり料理をしたことがない。 せいぜい、家庭科でやるカレーライスとかホットケーキとかその位だ。正直、美味く作れるかわからない。
 以前、1回だけ綾香にご馳走として『オムライス』を作ってやったことがある。 その時は特に感想は聞けなかった。ようするに、普通かおいしくないってことだろう。 高校生になった今ではあの頃と違うんだぞ。
 そして、俺は調理を始めた。今回は、『オムライス』。前の失敗のリベンジだ。 とびっきりおいしいのを作ってやる!!

14話へ続く。

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Posted by iamweak - 2009年04月29日 00:42 | トラックバック (0)

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