シミュレーションラブ

ニートはニートの悩みがあることを知らない一般人は、幸せだね。

「Pure Soul~想い出の雫~」14話

 おかしい。何かが非常におかしい。ここ、「Pure Soul~想い出の雫~」をアップしているこの数日、このブログの観覧率が上がっている。このブログはトップページではないので、RSSなどソフトで読み取ってる人が大半で、ツンデレオーディショントップページの、10分の1のアクセスさえ普段はない。
 ただアクセスが増えるのは一時的なことなのでWWWの特性上しょっちゅうあるが、おそらく、滞在時間が増えていると思われ、みんな一生懸命この作品を読んでいるらしい。

 しかし次回、もう最終話です(未完結)。
 まとまりもつながりも落ちもない、最終回にご期待下さい。

その気持ちだけを大切に貰っておくわ
 料理というのは心も入る。適当に作ればまずい物が作れるし、おいしい物を作りたいと いう意気があるならおいしい料理が作れる。だからその食べる人のことを思って、よく考えて作るに限る。 その食べた人の笑顔が見たいならより一層がんばらないと・・・。
 さて、作る料理の方は今回は何も考えていなかったので、一番無難なオムライスにしようかと思う。 まぁ、作ったことはないが、そこらへんのまるかじりの知識でなんとか作れるだろう。 卵やケチャップなどの調味料や材料は既に用意されている。

 「まずは油・・・。」
 油を入れること自体は知っていたが、実際あまり料理をしないので何処にあるのかわからない。 色々と捜索して、包丁といっしょにあることが判明。 そこで油をフライパンに垂らす。
「やべっ、ヤリスギタ!」
 おそらく、声が裏返っていたと思うが学校の教室で言えばおそらく「変態!」と叫ばれるだろう。 そんなのはどうでもいい。少し、油をフライパンに入れすぎたようだ。 色々と迷っていて、台所に油は流せないことを思い出した。 しょうがないのでこのまま料理することにしよう。どうせ、あいつが食べるんだし。
 そして、ちょっと硬いご飯を取り出し、フライパンに突っ込んだ。
 「あれ、順番逆だったっけ?卵先だったっけな・・・」
 限りなく飛ぶ独り言。だが、そう思うまもなく自体は悪化した。 油が多すぎたせいで、既に熱くなった油が俺を直撃する。 しかもオマケに換気扇を回すのを忘れていたので、すごいことになっている。
「あちっ」
色々なところに油が飛んだ。火がついたらめんどうなこととなる。 先に拭かないと・・・。そう思ってティッシュを数枚取って、油が飛んだ床やコンロ周りを拭く。 そう思うのもつかの間・・・
「ぎゃああああああああああああ」
ガスコンロの日を止めるのを忘れていたので、まだ熱い油が飛んだ。とりあえず、火を止める。
 叫び声を聞きつけて、綾香が台所に入ってきた。
「何やってるの?!」
「いや、床下大掃除・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・。
こうして数分後に騒ぎは収まった・・・。



 綾香によれば、油は少しで良いらしい。ってまぁ言われなくてもわかっていたが。
「結局、ご飯も炒められないで終了したのね・・・」
あきれ返ったような顔で俺を見た。
「ごめんよー。せっかくおいしいご飯を綾香に作ってあげようと思ったのに・・・。」
「いいのよ、その気持ちだけを大切に貰っておくわ」
「何だよそのそっけない言い方・・・」
 多少失敗の恥ずかしさもあるせいか、俺は下を向く。
「違うわ。そのあなたが私に料理を作ってくれることは素直に嬉しいわよ」
「・・・」
「何、本気で照れてるのよ!っ」
 笑いながら俺は何も言わない。そもそも綾香は俺に対してあまり褒めることがないが、 最近褒めることが多くなってきたのかもしれない。まぁ、俺が綾香を褒めてないからかもしれないが。 褒められるってのは結構素晴らしいな。サッカー部なんか早朝ランニングで校庭を数十週することが当たり前なので、 そんなことがごく身近に褒められる瞬間があることを改めて実感した。
「でも、結局失敗してるんだからね?」
「んなこと、わかってるよ!」
「じゃあ、今日のご飯どうするの?」
「・・・・・。」
やべ、俺がご飯を作らないと夜ご飯がない・・・。
「時間もまだあることだし、綾香に作ってもらうよ」
「残念。私は見たいテレビがあるから家に帰るね。それに、そろそろ夜になるしね」
「あっ、そっか・・・。」
 前にも言ったとおり、夜に綾香は俺の部屋に入るのは禁止している。 だから、夜はいっしょにいることが少ないのでどんなテレビを見ているのかもわからない。 コレぐらいは聞けば教えてくれると思うが、あまり興味がないので聞かない。 まぁ、女性に体重を聞くみたいなことと同等に考えているので、 俺のポリシーというやつなのかも知れないが・・・。
「俺の夕飯ないのか?」

15話(最終話)へ続く。

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Posted by iamweak - 2009年04月30日 00:21 | トラックバック (0)

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