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これは、世界と呼ばれた一人の少女の物語。
令和になり、コロナが流行している中、この作品が発売されたのはある意味、感慨深いことになる。
軽い気持ちでプレイしたらものすごい深いストーリーであり、自然と涙が出て来た。色々な命がある中で、あなたがいるからこそ生きていたっていう気持ちがあるのは、今日この頃の当方に物凄い心が打たれた。
ある少女が考えるこの世界と、あらゆる欲に対して、ストーリーを通して、今一度あなたが生きている意味をヒロインを通して考えることができる深い作品である。
なぜ記憶がないのか、この世界観はなんなのかと、ストーリー自体も面白いものではあるが、それ以上にこれからを生きる人たちにこの作品をプレイしてほしいと思う。
あなたのもとへ、会いにいくよ―――
実は、シナリオゲーのカテゴリに登録しようとしたが、プレイしている最中にこちらの泣きゲーカテゴリに移動。いやほんと、この作品には驚かされた。
まず初回プレイ時にキャラクターが駄弁り(話し合い)、花を咲かせて恋をしていくゲームなのかなと単純に考えていたがそれは大間違えだった。キャラクターが持つ明晰な頭脳プレイ、数々の伏線、グランドストーリーへ行くまでの小さなストーリーもこれまたすばらしい。
ストーリーは、記憶がない少女と主人公を中心に繰り広げていく学園的ストーリー。キリスト教が苦手な人はお勧めできないが、伏線が繋がる瞬間はおー凄いなぁと納得しながらプレイすることが出来ました。印象的なBGMもあるので、ぜひお試しプレイあれ。
「願わくは、主があなたを祝福し、あなたの道が導かれますように」
いつか理由を聞かせてくれよ。君が必要だと思ったときに。
美少女ゲームアワード2007大賞作品。
本校系と分校系でライターさんが分かれているんですが、その本校系のライターさんは悪くないんだけど、自分にエロゲライターの健速氏は合わない。泣きゲーというのは"意図的に"涙を流させるゲームではない。したがって、シナリオ中よく"彼女は静かに泣いていた"というような文章が多々あるが、非常に気になる。どちらかと言えば自分は分校派なのかもしれない。
凰華女学院分校に新任教師として就任した「司」が、そこにいる生徒やみやび(理事長代理)などと交流を描いていく作品。本校系分校系共にシナリオ性は高く、キャラクターが舞台と共に生きていることが伺える。特に舞台がお嬢様校ということもあり、数千万の物を壊して「この程度か」と考えてしまうこの作品は、金銭感覚が脅威である。
シナリオ性は、みやび、邑那当りが秀逸だと思ったが、サブキャラクターの上原奏がONE 〜輝く季節へ〜に出ている瑞佳と同じ声の人なんで、どうしてもそっちが気になった。まぁ、なんにせよ一言では表せない作品であるので、とりあえずプレイしてみろとだけしか言えないことは間違えない。
メイドADVと言ったらこれですよね。
前作『ショコラ』をプレイ済。話の内容は前作と若干リンクしている。
里伽子シナリオに強烈なファンがおり、当方もその一人。特に、クライマックスでのあの手を叩いて主人公を拒絶するシーンは、プレイした人にかなりの印象を残すはず。もう、その場面の為にこのゲームは作られたと言っても過言ではない。それに気が付いてあげられなかった主人公。何もかも拒絶するヒロイン。そして最後には「もう…しょうがないなぁ」と明るい雰囲気…。
前作との関連性もあり、前作キャラクターも若干出てきて、ニヤリとさせられる場面もある。プレイした後は雰囲気が良いゲームとしてプレイヤーの頭の中に残る作品と言えるでしょう。
伝奇活劇ビジュアルノベルでここまで出来た作品は他にない。
熱い。とにかく、熱い。魂の作品である。
PC版は声が出ないのと、グロ体制がないとプレイには厳しいことが予想されるので、当方はPS2版をオススメしたい。
そして、とにかく長い。プレイ時間が1日を軽く越えています。値段以上の質量に、ただ唖然。世間では泣きゲーにも分類されるそうですが、自分は泣けなかった気がする。なぜ、戦うのか。己を信じ、求める物は何なのか。その答がここにある。
ファンディスクにしては、それなりのボリュームがあるが、サイドストーリー的な物が収録されており、過去作品をプレイした人には始終雰囲気を食べ納め出来ると思う。個人的に気に入ったのは青空側の「わたしのかけら」。内容については触れませんが、それぞれのキャラクター性格が良く現れていると思う…。というか、ライターさんの描写が上手いのでこれに限らず、いいねーっと思う。
あと本編側もそうですが、プログラミングする人も凄いことも伺える。
この町の小さな青空が見届けてきたものは それぞれの夢と、それぞれの結末。
バグが多かったり、気に入らない部分もあるが、一部のシナリオが泣ける。特にエンディング曲がやばいほど気に入った。
プラネタリウムはいかがでしょう?
なんと、メインヒロインが一人だけ、選択肢もなしという短い泣きゲーである。しかし、シンプルに話の内容がまとめられているのにもかかわらず、奥が深い。
メインヒロインのロボットは「ゆめみ」。ある理由で長い間人が訪れることのなかったプラネタリウムで、客を待ち続けていた解説員ロボット。
どこか悲哀を感じさせる雰囲気に、話の後半は期待が膨らむこと間違えないでしょう。
―泣くまで戦え。
なんと、メインヒロインが一人だけ、選択肢もなしという短い泣きゲーである。起承転結の「起承」の部分がつまらないが、それは後半に来るまでの「転結」が面白いから、さくさく進められてしまう作品になっている。
ヒロインの健気さは、本当に涙するほどの優しい心の持ち主だと思う。怒涛の展開とヒロインの魅力性に涙すること間違えがないだろう。
私の願い、届いていますか―?
変わらない星空の下で、俺たちは変わっていく──
流れ星に願った夢、叶えようとしてますか──?
笑いあり、涙あり、で雰囲気が良かった。ここ最近純粋な泣きゲープレイしていなかったので、より一層良い泣きゲーに出会ったなぁって感じた気がする。
今、目の前のものが幻で、大切なものだったら。それを排除しようとする人が現れたら、あなたはどうしますか?
人間は変わらずにはいられません。夢中になれる何かがあるってのは、素晴らしいものですね。
激戦区な日に発売されて、あまり注目されていないのが実に惜しい作品だ。
シナリオライターの丸戸史明さんは個人的にかなり好きで、その世界観に浸れるし、泣けないシナリオなんかほとんどない。
今回は、切ない恋愛…というかヒロイン二人の間で様々な葛藤と揺れ動く主人公と、複雑な恋愛模様を描きます。その話に胸を打たれ、主人公とヒロイン2人の全員が幸せになれてハッピーエンドはないのだろうかと悩んだ挙句、やっぱり恋愛っていうのは厳しくて、どうしようもなく純粋なものということが伝わってくると思います。
絶対プレイして損はないと思うので、一度はプレイしてほしいゲームの一つということでしょうか。
執筆 by (C)iamweak