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有名なシナリオライターさんの傑作
個人的にはインターチャネルから発売されているPS2版追加シナリオをお勧めしたいが、PC版の方も色々なパロディが入っているので、まぁ、両方ともやってほしいところ。
登場人物に関しては「寛」を有名声優若本さんが良い声を出していて、車輪の法月と同じ声の人なのに、違う性格が出てきて、実におもしろい。
ストーリーは、見ず知らずの赤の他人同士が集まって暮らすという現実にありそうな無さそうな話であり、驚きの展開と家族(それが擬似家族などだとしても)について考えさせられます。
人が助け合って生きていくのはどうしても当たり前と思うのは、安いドラマを見ている感覚でも、最後はやっぱり、一人じゃあ生きていけないってことでしょうか。それは何だと問われれば「絆」と答えたくなるのは、プレイした人ならばそう感じると思います。
前半はギャグやパロディネタが多く、それらを理解できるのなら大爆笑ですが、後半は打って変わって、シリアス方面となっており、人を選ぶゲームと言えるかもしれません。見所は各ストーリーの後半でしょう。それ以外、何も言えないのもこのゲームの特徴です。とにかく、キーワードは『絆』ってことだけです。
じっくりプレイすれば、この作品がこのライターさんの作品の中で、人気と言われる意味がわかるかもしれません。
未プレイ。
願わくば、明日の俺が、今日の俺より優れた人間でありますように。
人の死って言うのは、いつ聞いても辛いものです。
特に、それが見知っている人ならば、胸がはち切れそうな想いがガンガン響きます。
そんなキュンとした想い…特に妹が好きな人にお勧めな作品だ。静かに頬を伝う涙が止まらないことだろう。
Keyの原点、冬の物語。
ご存知、Keyというより泣きゲーの原点と言われるだけあって、これを期にたくさんの泣きゲーが作られるようになった。その基盤というか大元というのにふさわしく、やっぱり「あゆ」のラストシーンは、涙なしには語れない。原画の人は、後のリトルバスターズと比べ物にならない位に絵は変ですが、もうそんなのシナリオ性重視ってことでどうでもいいです。
ぼくの事忘れてください
はっきり言うけど、無理。忘れられない。例えゲームでも、あゆ、君の事は忘れないからなっ!と行ってしまいたい位です。もちろん、号泣。
というか基本的にストーリー上、名雪がかわいそ過ぎる。もうね、3次元から2次元へ出発して、抱きしめてから3次元へ連れ出してあげたいような可愛い性格さですよね。また、他のキャラクターでも印象的なセリフがあります。
奇跡って起こらないから奇跡と言うんですよ
もうこのセリフは、社会現象になっている位ですが、ゲームプレーヤーが奇跡を信じたいと思えるようなシナリオがここにあるからこそ、上のセリフが心に残るんだと思います。
完全な余談ですが、PSPでも発売された作品なので、これを電車の中でプレイした人がいたんですが、明らかにゲームをしながら泣いていました。ちょうどあゆが羽を出していたところなので(超ネタバレ)あそこの号泣シーンでしょう。
しかし、電車の中でゲームをしながら泣きゲーなんて恥ずかしい物ではありません。日常茶判事にそんなことが起こっていれば、世界は心優しい人が増えていたのかもしれませんね。
――あり得ない事をなし遂げてみせると、誓った。
しかし、相変わらずこのライターの言うことは難しい。ヒロインを魅力的に魅せることや、重要なシーンの展開が上手いことなど、理解をすれば楽しめ、泣ける要素や笑える要素が満タンで、おもしろいのだが、一から最後までその内容を理解しないと楽しめない。
ただ、前作品よりは分かりやすく、泣きシーンの要素は純粋に心に響くシーンが多い。優しさって一体なんなんでしょうか。その答えがこの泣きゲーに詰まってます。
シナリオ重視の、主人公想いのヒロイン達に魅了されよ!
互いの希望を持ち寄って、夢を語ろう。そうすれば、そこに仲間ができる。
互いの思いやりを持ち寄って、重ね合わせよう。そうすれば、そこに絆が生まれる。
きっと、澄みわたる朝色よりも、
今、確かに此処にいるあなたと、
出逢いの数だけのふれあいに、
この手は繋がっている。
より大切なものを得る為には、他の何かを失わなければならない
展開が読めるが描写が丁寧なので、シリアス風味になった頃には夢中になるので、特に読むのは苦にならない。
問題は、ギャルゲーというよりも現実に起こりそうな展開が多く、リアル志向のシナリオなので、ある意味強烈に泣けるのはしょうがないが、ヒロインではなく「判断が鈍い主人公」が好きか嫌いかどうかで評価が分かれるゲームとなっている。
誰かを選ぶことが、必ず誰かを傷つけてしまう……主人公・鳴海孝之の成長を描いたリアル・ラブストーリーなので、必ず最後は誰かを選ばないといけない。そんなシーン描写が切なさと悲しさと混じって、涙してしまいます。特にクライマックスの重要シーンで流れるBGM「誰にでもある明日」が場を盛り上げます。
夜空に星が瞬くように とけた心は離れない
たとえこの手が離れても ふたりがそれを忘れぬ限り……
個人的にはPC用DVD版アバン主題歌「Blue tears」(歌:栗林みな実、石橋朋子)が好き。
ちなみに、アニメの方も泣けると人気が高いらしい(自分は未視聴ですが、いつか見る予定)。
そして、僕も坂を登り始める。
CLANNAD(クラナド)は完璧な完成品と言っていいほど、上級な作品なので、泣きゲー初心者の人には案外オススメ出来ない作品かもしれない。作品自体は主人公の親友の『春原』という脇役のおかげで笑いばっかりで飽きがきません。かと思えば、泣けるシーンでは本格的にゲームに飲み込まれ、泣かせてくれるでしょう。
この作品はとにかく長いので、最後のシナリオを見るのにも時間が掛かります。個々のシナリオも見所はたくさんありますが、なにより最後のシナリオが強烈。ようするに出産シーンです。どうなるかわかっていても泣けるってことは本当に見事としか言えません。ですので、出産間近の方にこのゲームをプレイしてもらえれば最高ではないでしょうか。
不良少年とヒロインとの出会い。二人の優しさ。そして、あんぱんっ…。言葉を見るだけでシーン回想が出来る位です。その他、とにかくレベルが高いことが伺えるでしょう。
それと、便座カバー。
―その学園は、少女達の果樹園だった。
それは、一人の少年が胸に秘めた一つの決意―
それは、一人の少年が実感した、たった一つの真実―
―その少女は、生まれてきたことが既に間違いだった
逆らった罪―
―生きながらの死
誰も守ってなんかくれない―
―そして生き残った罰。
Front Wingの10周年記念として、人の死に対する濃厚なシナリオに完敗する泣きゲーに近い作品である。
主人公は、5人のヒロイン達と出逢う。仕事をしながら学園でおもしろおかしく過ごす日々。しかし、ヒロイン達には過去に後悔や理不尽な過去があった。
相手の気持ちを読み、膨大な知識力で的確な判断をする主人公と姉。その強さに酔いしれる人が多いと思われる。特に天音編にて、死に対する恐怖感やこの先どうなるんだろうという気持ちが先行して、ゲームを進める手が止まらず徹夜をしてしまった。
彼・彼女らの生き様に感嘆し、これからのあなたの人生にプラス方向で動いて背中を押してくれるようなこの作品は、つまらなそうだなと思っても、話のネタにでもいいので暇な時にプレイしておくのが良いだろう。
2作品目のグリザイアの迷宮では、主人公の過去が明らかになる。非常に壮絶で、これまた止め時がわからなかった。というか、シナリオライターの方は一体どこの軍にいた方なんですか。
群青学園放送部。生きている人、いますか?
家族計画と同じライターさんなんですが、全員を送迎する時は本当に鳥肌物だった。オープニング曲などが無いのは非常に残念な点ですが、制作された年代を考えれば別にどうのこうのいう必要はないでしょう。
ストーリーは…まぁ、どうでもいいです。いや、どうでも良くは無くむしろ素晴らしい位なんですが、とにかく個人的に美希てぃがかわいいので綺麗さっぱり覚えていません。モー娘とは関係ないくらいになんだか可愛いです。
ということなので、プレイしてストーリーを追う時に、どのヒロインが何処にいて、何をしているか、把握する必要があります。何回も同じような光景をプレイするはめになるので、わかってくるからそこは気にしなくていいんですが、これまた世界観の解釈が人によって違って来ると思います。
とにかく、プレイしていけばわかるんですが、世界観がループしていく世界というもので、どうしてループしていくのか。そして、そのループを繰り返していく中で、成長して行く主人公や「あのヒロイン」との悲しい運命。この空が消えてなくなるまで、彼女達は何を想い送り返されるのでしょうか。そして、このゲームタイトル「クロスチャンネル」の意味が解った時、あなたはこのゲームタイトルが一番合うと驚愕させられることでしょう。
あの感動を、もう一度――
『車輪の国、向日葵の少女』、『車輪の国、悠久の少年少女』の続編である。正直言えば、第1作の作品のイメージが強すぎて、泣きシーンはあるが1作目を越えられない作品と感じた。ちなみに、ライターも変わっている。
車輪が好きならば、世界観が同じなのでプレイしても損はない。
この作品は共通的に、心の変化を主として涙なしの様々な葛藤をするが、過去を含めて「絆」というものを再認識させられる。
みんな、一人だから、もろかった。だからおれは、おれたちは、絆を求めた。
求めて、しまった…。
……思うとおりに生きるのは、本当に難しいな。
オープニング曲「Imaginary affair(KOTOKO)」は素晴らしいが、シナリオは月姫のようななんだかよくわからないシナリオです(そもそも『遥かに仰ぎ、麗しの。』で書いた通り、このライターさんのシナリオは当方にあわない。合う人は合う人で、かなりファンがいるらしい)。
なんだかんだいって、パッケージ絵が一番良かったけど、そのパッケージ絵は作中のどのシーンにも使われておらず、うーんっと買って悲しくなるところ。さらに、この作品はノベル製品。ライターさんの関係で人気は高いが、文章を永遠に読んでゆくのが苦手な人には、読みづらい作品となるかもしれない。
特筆しておくべき点は「佐倉 佳苗」。可愛すぎる。それ以上は何も言えない。
ラストシーンに痺れた。復帰不能。
2006年美少女ゲームアワード大賞作品。
成功したギャルゲーとしてあげられることが出来るこのゲームは、PS2ではなく、パソコン版でやりましょう。
魅力的なキャラクターが本当に素晴らしいので、ラストシーン(スタッフロール画面)が本気でやばい。プレイ中にも確かに泣けるシーンや魅力的なシーンはありますが、最後のラストシーンには敵いません。
キャラクター設定としてはライターさん特有の素晴らしい性格描写がどのキャラクターにも反映されていいんですが、その中で特に海己の性格がやばすぎる。これはやばい(性的な意味で)。もう全編を通してその優しさがにじみ出てきており、ヒロインの一人「羽山海己」は、私的キャラクターランキングTOP3を争う程度の好感度です。
確かにシナリオ途中も素晴らしい作品ですが、本当に最後の最後が素晴らしいです。スタッフロールで泣くなんて思わなかった。ぜひ、プレイを始めた人は最後までプレイして欲しいですね。
執筆 by (C)iamweak