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未プレイ。泣きゲーだが、鬱ゲー属性あり。特に、グロ耐性が必要である(グロ緩和パッチあり)。
BGMとその演出に惚れるゲーム
現在(2007/12)では既にロットアップしている作品。雰囲気を出すBGMがその演出に磨きを掛けており、特に秀逸と感じる。
シナリオに関しては、一人のヒロインが死んで幽霊として帰ってくるという話なので、そっちの暗い方面で話が進むと思いきや、全く違った展開を見せ付けられる。そこは良い意味で裏切られた。でも本題を後回しにして、小さな事件を解決してくストーリー構成はやっぱりおもしろいね。車輪みたいでさ。あと家族計画でも似たようなのがありましたが「選択肢選んじゃったしなぁ…」とか異次元ギャグ案外好きです。
ただ、珠美を悪者にせんでくれ。その「珠美」をシナリオルートで攻略分岐出来る以上、演出がいいのでプレイしている人は「憎み」という感情しか生まれないぞ・・・。ただし、ストーリーが進むとそうは思わなくなってくる。つばさがメインのシナリオにて珠美が「いいからっ!」と強い口調で言ったのは、なんか自分の心にジーンときた。そこは泣きシーンじゃないし、すぐ流れていく場面だけどね。その後の選択肢「…ごめん」「つばさのことが好き」っていうのは本当に神的な選択肢で、気絶するかと思った。
その他、たくさんの見所あり。号泣した泣きシーンは、父と子の語り合い部分とその後の珠美ちゃんの叫ぶ部分かな。どちらにせよ全体的にストーリー後半がいいと思う。
「ほんの数日の付き合いだけど、知り合ってしまったから」
まぁそんなこんなで、たとえ居なくなってしまっても、死んでしまったとしても、一度積み上げられた記憶は崩せない。そんな想いが、うーむと思ってしまうシナリオ設定です。とりあえず号泣ではなく、しっとりとした泣きシーンがたくさんあることだけは付け加えておく。
執筆 by (C)iamweak