いや、まず、この話をする前にX-BEATに人が少なすぎるから終了してしまうだろうみたいな話をしたい訳じゃなくて、そもそも、このオンラインゲームのデベロッパーとパブリッシャーの1年の契約更新が9月だからです。

 実は日本語版オーディションの契約は1年単位でRyzme(Audition仮),ダンシングパラダイス、X-BEAT(X3)と来た訳ですが、全て契約期間更新が9月なんですよ。ハンゲーム内X-BEATは2010年3月という中途半端な時期にはじまりましたが、チャネリングサービスなんでおいておくとして、HUEのX-BEATとしては2008年9月開始。なぜ9月なのかという大人の事情は置いておいて、実際に人が少なくなってからの危機ってのははじめてな感じがする。

 なぜならば、日本語版オーディション2であるマイオーディションが始まったのはこれまた大人の事情として2012年9月です。こっちも契約更新したからあっちも契約更新しようぜっ。うほっ。みたいな感覚で(良い言い方をすると)ビジネスライクな関係を結びたいがためにX-BEATが続いた可能性もあるということ(注:もうあえてこうやって明記しないと変な人がそうなんだーって間違えたまま広めたりするんで、「当方個人の考え」ということをご承知頂きたい)。

 HUEの親会社であるハンビットソフトとしては、今はオーディションとオーディション2の両方ともを運営しており、オーディション2は一本化でサーバが統一しているので、"親会社の絡み"がどうなっているのかが契約継続の鍵なのでしょうか。

 というか、今の日本語版オーディション「X-BEAT」ってのは、日本のHUEが会社が立ち上げられる前にRyzmeが開始された歴史あるゲーム。実際HUEは親会社のハンビットソフトと日立製作所(HITACHIでおなじみの日本企業)との共同出資会社です。ダンシングパラダイスではNexonJapanの親会社側がT3エンターテイメント(正しくは版権としてはyedangなのでyedangと契約。yedang onlineは元々Yedang Entertainment系列配下)と交わした金額は日本円で7300万円+30%ロイヤリティでした。こう考えればX-BEATやマイオーディションの契約はどうなんだろうと凄い思うんですけど、金額は明確に見た記憶がない。

 楽しいことがあれば悲しいこともある。良い縁があれば悪い話もある。

 全てをひとくくりとすることはできないけれども。僕らはみんな生きている。

 だからなんだっていう話になるけど、ようは、こうやって次々変わっていくものがあると楽しいこともある反面、悲しいこともたくさんあるんですよと。そういうこと。