シミュレーションラブ

友人の結婚式の時、フィンガーボールの水を飲んでいた人に「おねぇさん、かわいいことしてますね♪」と言ったら殴られた人のブログ。

一定の固定概念から抜け出す発想を。

 川喜田二郎著「発想法―創造性開発のために発想法」(中公新書)という本を購入。大学などで研究資料として教科書にされたり、会社の上司が昼休みにこっそり読んでいるのを見かける。

 川喜田二郎氏はKJ法で一番有名な人物であり、手案した人である。ブレーンストーミングを行ったことがある人はこの名をセットで聞くことが多い。ビジネス社会では既に常識となっており、逆に知らない人の方が少ない。特にIT業界での認知率は圧倒的にあると思う。ブレーンストーミングはアメリカで生まれ、KJ法は日本で生まれた。

 最近では高校入試の面接がグループ面接で、そのメンバーの中でブレーンストーミングをするというとんでもない事例を聞いたんですが、未成年の内から色々と学んでおけば知っているに越した事はないので、いい事である。
 ブレーンストーミングは、絶対的な四大要素がある。

 ・量より質=とにかく、アイディアの質より、膨大な「量」を上げる。
 ・自由奔放=どんなものアイディアでもいい。どんな異質な意見でも可能。
 ・批判禁止=人の言う言葉を批判してはいけない。
 ・便乗発展=人の言う言葉に合体させ、新たなアイディアを言う事も可。

 この4つを絶対に守り、とにかくアタマをひねるって一定の固定概念から抜けだして意見を上げるのである。


 氏は、この著書の中で『野外科学』というものが確立していないことを挙げている。しかし、当方にとってはそっち方面はきれいさっぱりわからないので、ちんぷんかんぷんですが、代わりに本中盤にあるコンパクトに解説しているKJ法について、若干興味が沸いた。

 一般にKJ法とは、ブレーンストーミングをし終わった後などに、それらをカードにし、法則やアイディアなど、結び付きなどを探し、新しい「発想」を生み出すものである。一般にいかに膨大な量を効率的、かつ、独創的に新しいデータを見つけたり、ピックアップしたり、データマイニングすることによって様々な発見が出来るのである。オンラインゲームのモード開発でも、この手法を使っている所も多い。

 元々完全にKJ法を理解していた気がするんですが、この本を読み一部、自分の知識と照らし合わせて若草考えていなかったことも浮上した。

 会社上司が「KJ法を私知っているから、私が中心になって行う」と言えば、この時点で既に『経験』などが元になっているので、メモを書き、振り分ける時に微妙なものが残ることがある。これは『知識人が陥りやすい独断性』というもので、自由奔放に意見を出す場としては強敵である。

 「あっ、俺知ってるっ知ってるっ!」

 ・・・クイズ番組で芸人達が出てくる人のような人は厳禁である。

 また、筆者は『書き手』についても書かれている。過度に抽象化し過ぎず、出来るだけやわらかい言葉で発言者が言わんとしたエッセンスを書き留めるのがいいらしい。
 例えば、『飲酒効果の是認的発言』と書くのではなく、「酒を飲むべし」という風にする。特に知識人はここで間違えを犯しやすい。一般に事務が女性に適していると言われるように、男性より女性の方がやわらかく言葉を書き、抽象化することに適しているとのこと。

 思い返せば、裁判勧告書やら古語が得意なのは男ばっかりで気が参る。というか、この文章を書いていて、既に気が自分でマイっている。

 とりあえず、「続・発想法続・発想法」という続きの本も購入してあるんで、あとでさっくり読んでみようと思う。正直、楽しい気分で歌を歌いながら読みたい本ではなく、非常に退屈かつ、勉強になる。


 ちなみに余談だが、「KJ法」は商標登録されており、コンピューターなどで使えるソフトなどで「KJ法」と言われるソフトもあるが、川喜田研究所(作者サイト)に書かれていないものは全て違法である。

Posted by iamweak - 2007年11月16日 00:11 | トラックバック (0)

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