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ニートはニートの悩みがあることを知らない一般人は、幸せだね。

「Pure Soul~想い出の雫~」プロローグ2

 製作当時の設定を今日は公開。何がしたかったのか、全く不明だ(記憶喪失的な意味で)。ちなみに、登場人物の一部は実際にいる人物の本名だという。
 プロローグ構成は第5話まであり、第1章から第5話ってことになるはずだったのだが、なぜか第1章は「11」からスタートしている。本当にさっぱり意味不明だ。

ストーリー:
毎日、俺についてくる彩加。周りの連中にどやされても何気なくかわし、俺についてくる。鬱陶しいけど意外に気が利く奴で、俺の毎日はそこから始まる。
ある日の学校でのできごとだった。綾香が一人で帰りたくない理由…。それを俺は思い出してしまった。

イメージ参考語群:
純愛 / 幼馴染 / 思い出 / 高校 / 無邪気 / 切なさ

登場人物:
安藤健一(あんどうけんいち)→ 部活は真面目だが、いくつかの独自のモットーを守り抜く為に毎日を生きていると宣言している。優しい気遣いもあり、モテモテという噂がある。綾香と幼馴染。

音海綾香(おとみあやか)→ 世話好きの無類。純粋な子で、女の子らしいという表現がぴったりの子である。外観は小柄で、心のケアは心理アドバイザーより上手い。一人でいるのを限りなく嫌う。健一と幼馴染。

(勝)(まさる)→???

(弟)(???)→口癖は「やるなら今しかないんだ!」という言葉。限りなく意味不明。

マスター→ある喫茶店のマスター。

男心の奥に潜んでいる嫉妬感?
 昔から綾香は俺の周りに引っ付いていた。あんなにベタベタされると、彼女の将来に不安だと思う。これはそのうち話さないとな・・・。
 学校まで行く道のりは相当だるい。バスで行くという手もあるのだが、料金が高く俺は手が出ない。 そもそも、学校までは歩いて30分、走って15分というとてつもなく長い距離だ。 だが、これはスポーツ部の俺にはかなりいい運動になる。 問題は、この重いスポーツバックだ。
 スポーツバックというと、鉄アレイとかそういうものが入っていると勘違いする人もいるが、 実はそれも入っている。俺のバックはそれ以外にも漫画10冊、お菓子2000円分、水4リットル、 ウォークマン、本1冊、筆箱(消しゴム100個)などが入っている。 なぜ消しゴム100個あるのかというと学校に貯めておく為だ。 学校の個人に貸し出しているロッカーに俺はなんでも貯める習性がある。 『いつでも使えるものは手元にしまう』ということをモットーにしているので、 余計なものまで突っ込んでしまうのだ。 高校1年の時、学期がそろそろ終わるので綾香が勝手に俺のロッカーを漁っていた。 ちなみに、俺と綾香は3年間同じクラス。 綾香が漁っていたのは知っていたが、他の友達と話に夢中になっていた為、無視をしていた。 すると・・・

「ぎゃぁーーーっ!」

 教室内に、女性の声が響いた。女性というのはもちろん綾香だった。 誰かが教室内で痴漢行為をしたのだろうか?と平和なことを考えていたが(全然平和でもないが) 綾香が叫んだ原因は、それよりもっと平和なことだった。 ロッカーの奥にゴキちゃんが住んでいたということ。 それ以来俺のロッカーを漁ることはなくなったが、たまに俺の雑用としてタオルなどをロッカーから持ってきてもらう。

 数分歩くと、朝の日差しが俺を包んだ。ここ数日は異常気象だったが、今回はすがすがしい朝だ。 おそらく他の部活の生徒達だろうか?自分と同じように朝早くから同じ学校に登校している。 ようやく学校についたころにはいつもより5分は遅く着いた。 まずいつもの見慣れた校門をくぐり、校庭の先輩や後輩に挨拶。 教室に一旦行ってから、着替え外でサッカー部と合流。 本日も全員そろっていて、顧問の先生だけがいない状態だった。
 校庭につき、全員が登校すると朝練が始まった。 朝というのは無理に激しい運動をするとよくない。 いきなり走り出したら、今朝食べたものが上から出てしまう。 とは言ってみたものの、今朝何も食べていないので、あまり俺には関係ない。 ってことで、校庭を走る時にはノンストップで走りすぎた為か、朝練が終わる前にバテタ。
「健一よう、朝から何張り切ってんの?」
あまり部活を真剣にやっていない奴らが俺を見つめる。 こいつらにはいつか、俺が根性をたたきなおしてやらないとな・・・。
「うるせ!まじめにやってない奴に言われたくないわ!」
部活はマジメニヤル。授業はマジメニヤラナイ。
これも俺のモットーなので、部活だけはまじめにやっている。
 チャイムが鳴ったところで、部員達は早急に教室へダッシュする。 そうしないと、先生が来るまでの時間に制服に着替えられないのだ。 朝は必ず制服で先生にお目にかかると校則で決定付けられている。誰が作ったんだこんなもん。 部活終了のチャイムが(正確には、朝の休み時間終了のチャイム)なった。 俺は走って走って、本日も教室に一番にたどり着いた。 そこでいっせいに服を脱ぎ捨て、制服に着替える。
「もー、起こしてよ!」
いきなりの声にびっくりした。後ろを振り向くと綾香がこちらを見ていた。
「俺は紳士だから、寝ている女性を起こすなど無礼なことができない」
いつものように軽くちゃらかす俺。
「そうじゃないでしょ?私、高校生よ?あなたと同じで学校があるの!!」
同じような口癖。そうなのだ。この会話はほぼ挨拶みたいなもので、数日に1回起こる。 っていうことで、数日に1回は綾香は俺の布団で寝ている。 そんなに無抵抗に俺の布団で寝られるのは別に・・・普通だ。 なぜ普通かって?誰もその後布団を使わない。 俺は部活で学校へ行くし、一度起きたら二度寝はしない。 その代わり、いろんなところで寝ているけどね。
「ってことは今日も朝食食べてな・・・」
慌てて俺は綾香の口を押さえる。 クラスの連中に何か勘違いをされては困るのでいつもこうする。 一歩遅かったら、全てばれていたところだった・・・。 っていうより、もうみんな気がついているのか?
「・・・別に私は噂になってもいいのに。」
こいつは、男心の奥に潜んでいる嫉妬感というのを知らないな・・・。 改めて俺は純粋な綾香を笑いながら見下ろした。

3へ続く。

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Posted by iamweak - 2009年04月19日 00:00 | トラックバック (0)

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