シミュレーションラブ

ニートはニートの悩みがあることを知らない一般人は、幸せだね。

「Pure Soul~想い出の雫~」プロローグ5

 さて、次回の投稿は、ついに第1章の11話目になる。プロローグは1~5話だが、6-10話がない。理由は不明。
 とはいうものの11話は、OPテーマ曲がメインであり、FLASHによる曲が聞ける。まだFlashのライセンスを持っている会社が合併していなかったころなので、H,264などが使用出来ないなど今より有用性がなかったので、歌詞がそのまま見れる動的コンテンツとして鑑賞するだけである。
 公開当時は雰囲気を出すために、背景が真っ黒でそのページだけ特別仕様となっていたが、FLASH内部の歌詞はまだいい。しかし、そのページに記載されている詩みたいのが正直気持ち悪い。

 ぜひ、次回をお楽しみに。

安藤健一17才、部活マニア
 そろそろ、俺は何者なのか紹介しなければならない。 俺は、安藤健一(あんどうけんいち)という名前のごく普通の高校生2年生だ。 嫌いな物は、屋台の光と謎なものだが、好きな物は、 サッカーボール、特技はサッカーのリフティング、趣味はサッカー、部活もサッカーと ようするに『サッカー少年』である。 だが、それはあくまでも自分の趣味の範囲でやっているのであり、 本格的なサッカー選手を目指しているわけではない。 だからといって、変な理由でサボったりしないし、真面目に毎日を過ごしている。 周りの連中から
「あいつは真面目すぎる」
と言われていることもあり、 中には俺のファンがいるという噂を小耳に挟んだこともある。 一部の人たちには部活マニアとか変態マニアとかよくわからないことを言われている。 でも学校の勉強の方は、これといって真面目にやっていない。 ようするに部活人間なのだが、実はそうでもない。 たしかに、人それぞれ考えるのも個人の自由であり、行動も個人の自由な為、 授業中はサボるし、部活にはかなり専念する。 だが、サッカーそのものよりも汗を流したり、運動したりしている自分も好きなのだ。 部屋には、有名なサッカー選手のポスターが張ってある・・・ってのはもちろんなく、 自分の写真を拡大コピーした『俺オリジナルポスター』なんかも貼ってある。 ちなみに、俺の部屋は綺麗である。ポスターのほかには生活必要な最低限の物しか置いていないので、 たまたま同じクラスメイトの勝(まさる)という少年を家に招待した時、 彼は「あまりにも綺麗過ぎる。なんかのテレビCMに使える…」と10回は言っていた。 机の上には綺麗にそろえていて幼馴染との綾香とツーショット写真なんかもおいてある。 正直毎日顔を見ているので、捨ててもいいくらいだ。
 どちらにしても、何を言いたいかというと学校のロッカーとは比べ物にならないくらいに綺麗ということだ。 同時にサッカー部のユニフォームなんかも思いっきり綺麗に干してある。まぁ、綾香が勝手に干したのだが。
 綾香との関係も教えておかないといけないかもしれない。 まず、幼馴染という関係を通し色々な世話をしてもらっている。 前にも言ったとおり、綾香は俺の家の隣に住んでいるという特権を駆使し、この女は俺の部屋の窓からに勝手に入ってくるのだ。 何しろ、俺の家の隣に綾香の家がある。そして、俺の部屋から綾香の部屋が見える。 つまり、綾香の家から俺の家まで軽くジャンプをすれば、窓から窓まで届くのである。 俺自身、窓を閉めれば来ないのだが、なんとなく締める気になれない。
 それはなぜか?
 その答えは、綾香に色々とお世話になっているからだ。例えば、朝食を作ってもらっている。 俺は家事が全く出来ないというわけではないが、家事はだるくてやらない。 作ってもらった方がらくちんだし、何しろ彼女の作る料理はおいしい。
「これでも、花嫁修業をしてるのよ」
などと訳のわからないことを言っていた時期があったが、今ではたまに寝てしまうにせよ、 おいしいおいしい料理を作ってもらえる。 こんなことがいつからあったのかというと、中学生くらいだろうか? 綾香は母親に言われて、料理などを手伝わせてもらったらしい。 おかげで高校入学当時はかなりの料理の腕で、これはそこら辺の調理師の免許を持っている奴より相当すごいと思うくらいだ。
 綾香との関係は、生まれた頃から続いている。 関係という言葉はあまり適切ではない。幼馴染という関係だけであり、誤ってもベットで一緒に寝る中ではないし、 何しろ恋人じゃない。むしろ、『友達につき合わされている』といった方がいいのかもしれない。 というよりは、親同士が仲が良かった為、そういうことが続いていたに過ぎない。 それでも、ドラマ的な出会いがあった訳でそれなりに友達関係として、いや幼馴染関係として付き合っている。 長い時間いっしょにいると、『依存』されてしまうかもしれないし、『依存』してしまうかもしれない。 そういうのも恐れて自分は普通に生活している。『依存』とは、辞書で引くと 「他に頼って存在、または生活すること。」と明記されている。 これは医学の世界でも重要視されていることで、酷くなるとその人がいなくなるだけで自殺をする人もいるという。 つい先日のテレビの特番でやっていたのだから、なんとなく気が参るがまぁ普通に生活している分には平気だろう。 どちらにしても、友達以上恋人未満みたいな関係だ。
 おっと、忘れるところだった。俺の親は見るからに放置主義である。 つまり、ほおって置いて勝手に成長させるタイプの親だ。 だから、母親は超大型ショッピングセンターのレジ打ちをしている。 最近のショッピングセンターは、お金が余っているのか景気がいいのかよくわからないが、 夜遅くまでやっていて、同時に母親が帰ってくるのが深夜になる。 夜遅くまでショッピングセンターが空いているのは便利でいいが、年なんだから結構こたえるんじゃないかと思う。 親父は工事現場の偉い人を演じている。演じているだけで、課長どまり。 だが、うちの親父は良く働くので報酬は良い。かなりの時間を働いている。 工事現場で働く人は、力仕事が主なのでうちの親父はかなりの『やり手』。 柔道大会で優勝しそうな位に強い力を出し、怒る時はかなり怖い。もちろん、残業やら何やらで帰宅は毎日遅くなる。
 ってわけで、両親ともども忙しい。だから昼間に綾香を家の中に放り込んでも誰も何も疑わないのだ。 ちなみに、俺には弟がいる。口癖は「やるなら今しかないんだ!」と訳のわからないことを言う。 彼は、コンピューター依存症で部屋に閉じこもっているのでこれまた放置しても心配ない。 そういう訳だからいつでもベットの下にエロ本を隠したりしている。ってのは嘘で、純粋にビデオ位を隠している。 男って言うのは案外厳禁で、むっつりスケベが多いんだぞ。正常な男の子なら何かしらそういうものを持っているのは当たり前。 昔綾香が俺の部屋を漁っていて、ばれたことがある。 その時は気がつかないふりをしていたらしいが、明らかに声が震えていた。
「別にそんな緊張しなくていいのに。」

11(第1章)へ続く。

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Posted by iamweak - 2009年04月23日 00:12 | トラックバック (0)

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