人間は、無責任な生き物です。
いつも個人的には言っている事ですが、「結果」に対し、なぜそうなったのか把握出来ない人がいます。裏の事情まで読めない人はそれがなんだかわからないまま批判をするし、思い込みが激しい人は、そうなんだーと意味不明のままさらに第3者へ言葉が伝達される。それは、ビジネス上の話ではなく、簡単な生活上でも現れる。
「あの銀行、嫌」
この言葉を発すると大抵の人は、「銀行員の応対が駄目」だとかそういったことを頭に浮かべる人がいると思う。しかし、これを人から人へ伝える時は齟齬が生じる。
「あの銀行、嫌」→「●●銀行、対応が悪い」→「●●銀行、お金を降ろす手続きが遅い」→「●●銀行、お金を中々おろせない」→「●●銀行、お金がおろせない」→・・・
上のような噂が原因でとんでもないことになった実例もあり、ペイオフのことを詳しく知らない人達はすぐに口座からお金を引き落とそうとする。パニックになり、たくさんの人がお金を引き落とそうとする為に、銀行へ集結する。その日に銀行が引き落とし出来るお金の限度額を超えて、結果、本当にお金が下ろせなくなる事態が発生する。
なぜそうなるのか。なぜそうなったのか。
何かを発言するには責任を伴う。それに対し、すいませんという言葉で許されない時もある。 「なぜ」ということを考えないのが一番の原因だ。特に感じるのはそういった「批判」類。
病気というのも実はこれと似ている。ツンデレオーディションが開設される前にもどこかで聞いたような話だと思うが、そのもう一例をご紹介する。なお上の銀行例と同じく、これも実話である。
ごく「普通に見える人」が電車の優先席に座っていたのだそうだ。その人は見たところ、妊婦でも足を骨折しているのでも老人でもない。電車は殆ど満員。座る席は残されていない。
そして、ある人がその人に向かって、こんなことを言った。
「お前は、目の前に居る老人に席を譲る事も出来ないのか」
その言われた人は、電車の扉が開いた瞬間、次の駅で降りてしまった。すると、駅のフォームで胸を押さえて倒れている。なぜ胸を押さえて倒れたのか。それは・・・
その人は、心臓病を患っていたらしい。
・・・この件で悪いのは、一体なんでしょうか。『おせっかいな親切心』でしょうか。
違います。それは『なぜ』を思いつかない、考えない・・・もしくは考え付かなかったことがあげられると思います(それが過失にせよ)。
今の電車事情はあまり知りませんが、女性専用車両やら、電車内全席優先席なんてのもある。それが出来る事により、女性が男性を怖がったり、上のような話がもっと増えたりと、冤罪やら、何やらなんだか色々悲しくなってくる。
普通に通勤通学出来る私達は、疲れたら電車内で座る。そこが、優先席だったとしてもおかしくは無い。優先席が設けられているのは「ほんの少しの気持ち」の表れ。座らせなかったとしても現行上は罰には値しない。
なんだか、長くぐだぐだ書きましたが、まとめとしてこの世の中には「なぜ」を考えない人が多過ぎる。ぶつかっていくのも大切だが、それより何より、目的云々より試行錯誤そのものをしない。もうちょっと考えて見ましょうよ。
『その気持ちわかるよ』
・・・自分に同じ状況を経験しなかった限り、その気持ちなんか解るはずが無い。
『なんでそんなことするかなぁ?』
・・・それは追い詰められた結果?相手が病気だったとか心身的な理由も考えられない?病気が理由だった場合は、周りの人は同じ病気や状況になった事がない場合もあるから、その気持ちは理解できず、その人が試行錯誤する以上の想定範囲を超えている場合さえある。
『あれは、当たり前だろ?』
・・・当たり前って何?人それぞれ違う考えがあるのだから、世の中には会議というものが存在する。
「赤信号 みんなで守れば 怖くない。」
その意味は、一つの枠に捉えられず、前に進むという意味ではなく、本当の残酷さは起ってからではないと解らないという一つの見方しか出来ない人には理解出来ない客観性が響いている。
何はともあれ、結論。
「ある価値観が世の中を支配すると、それにはぐれちまったヤツは、したくもない苦労をさせられるもんなんだよ」by 苺(HoneyComing)
